2020.12.08
League of Legends
Riot Gamesは「リーグ・オブ・レジェンド」のLPシステムについて大きな変更を予定していることを明らかにした。 ■プレシーズンの獲得LP プレシーズン期間中に、LPシステムについて大きな変更を行っている。 ディビジョン間の昇格戦の廃止のように一目でわかるものから、マッチメイキングのアルゴリズム改善のように見た目にはわからないものまでさまざまな変更の実装が含まれる。 全体的なプレイヤーのインフレ(みんながうまくなっており実力が拮抗している)が進んでおり、短期間で見た時に獲得LPが非常に少なくなっている。 獲得LPについての調整はすでに完了しており、1月に実施されるシーズン開幕時のランクリセットですべてが適切になっている。 ■実際にどう変化するか 来シーズンを予定しているすべての変更が無事に行われると、獲得/減少LPの平均値がわずかに少なくなり、シーズン最初に小規模のランクリセットを予定しているため、来年の新シーズン開始時のランクは2020年の最終ランクに近いところに落ち着くはず。 ■ランクのインフレが発生した原因 ディビジョン間の昇格戦が廃止になったことで昇格のスピードも速くなり、連勝したときのLP獲得恩恵も大きくなる。、この変更点がランクをインフレさせた一番の原因であるため、ランクシステムの正確さを保つためにも、勝利時の獲得LP量を下げる調整を行う。 ■プレシーズンのフォローアップ進捗状況 【優先度1】 全体的なゲームの健全さとゲームの進行速度 ∟試合時間の長さについては満足している ∟バーストダメージが高すぎた、今後さらなる弱体化を行う方針 【優先度2】 全体的なポジションとバランス ∟最初はタンク、AP、一部のアサシンのように突出して強いクラスが存在した ∟現在はADC、エンチャンターの強化、タンクの弱体化を行うことでバランスは取れてきている 【優先度3】 個々のアイテムの選択 ∟アイテムビルドは半数以上のチャンピオンで選択肢が増え、満足できるビルド変更も見られた ∟今後はさらに個々のアイテムとチャンピオンの調整を行う予定 2021年の調整方針としては、引き続き全体的なチャンピオンの調整とLPシステムの変更が行われる予定。 チャンピオンの調整についてはタンクの役割上、単体性能がほかのクラスに比べると高くなってしまう。だからと言って極端に弱くしてしまうとタンクというクラスそのものの存在意義を奪ってしまう可能性もあるため慎重に調整を行う必要があるだろう。 また、先日のアップデートでアイテムに大幅な変更があった際、タンクはほとんどその影響を受けず、他のクラスがアイテムを試行錯誤して不安定な状況で、安定した強さを発揮していたこともタンクが目立って強いように見えてしまった原因の一つだと筆者は思っている。 (もちろんそもそもが強いことが前提ですが、、、) 優先度3でも語られているように、タンクを軒並み弱体化するという方向ではなく、せっかく豊かになったアイテムをうまく活用するような変更になり、より戦術的な戦いができるような環境になると不満も今より生まれにくいだろう。 ●筆者の声 多くのタイトルで強いキャラは弱体化され、中間層のキャラにちょっとの強化、弱いキャラは放置という調整が見られます。強いキャラはその性能から使用されることが多いので弱体化を実施するとどうしても不満が発生してしまいます。 なので、上限を下げるのではなく、弱いキャラを強くする方向で調整してほしいといつも思っています。 (ゲームの過度なインフレは終わりを早めますし、強いキャラ1体をナーフする方が作業としても確実で手軽なのかなとは思います。ただ、筆者は強いキャラが強いままであってほしいと思うのです。超個人的な意見です。)