11月4日、ActivisionはCoDシリーズの最新作、「コール・オブ・デューティー:ブラックオプス コールドウォー」のキャンペーン情報を公開した。 今回公開されたキャンペーンは初代BOから13年後が経過した正統続編であり、「追跡」「フランクチャー・ジョー」「決死の手段」の3つが存在する。その内容についてシニアクリエイティブディレクターのダン・ヴォンドラック氏は次のようにコメントした。
(以下、公式HP引用文)
■キャンペーンミッション: “追跡” 1981年の1月1日から約2週間後、アムステルダム内の薄汚い酒場から全てが始まる。 CIAの調査が大幅に中断されたことにより3人のオペレーターは、装飾や棚上のボトルの古臭さとは対照的にジュークボックスには最新のヒット曲がセットされている怪しい酒場に足を運ぶことになった。情報提供者と落ちあい、支払いを済ませて地元の酒飲みたちを避けて裏道へ進むと、進行中の人質事件の解決に向けて、2人の重要人物のうちの1人を捕らえるために準備を整える。 「“追跡”はファンが気付く形で第一作目のBlack Opsに敬意を表したいと思う我々の気持ちが表れた素晴らしい例と言えます。」とヴォンドラック氏。「それと同時に、過去シリーズをプレイした経験がなくても新規プレイヤーにBlack Opsがどんな作品かを体験してもらえるでしょう。最初のミッションはウッズとメイソンが再登場するほか、新たなヒーローの一人ラッセル・アドラーを紹介するのにうってつけのストーリーとなっています。」 速いペースで銃撃戦を展開しながらの屋上での追跡の末、2番目のターゲットがトルコのトラブゾン空港にいると3人が確認した後、ミッションの方向性が変わることになる。彼らは夜の闇に紛れて敵の排除を行うために準備をするものの、目標地点が危険な状況である場合に備えて特殊な武器も念のために持っていくことにする。 「もちろん、Black Opsはやりすぎかと思うくらいの大げさな展開があることでよく知られています。」とヴォンドラック氏が話します。「最初のミッションでそういった要素を取り入れるだけでなく、第一作目に登場した、無線で操作できる爆発物を積んだ車両「RC-XD」を使うことでBlack Opsらしさを演出することが重要だと感じました。ミッションが終わりに近づくにつれてストーリーが進み、過去に存在していた亡霊的存在の人物が生きていることが明らかになり、冷戦のパワーバランスを大きく変えかねないというドラマチックな展開を見せるようになります。」 ■キャンペーンミッション: 「フラクチャー・ジョー」 この全世界的な抗争の行方を変えうる人物は誰だ?ベトナム戦争に参戦したオペレーターの1人が当時の記憶を辿ると、その人物はペルセウスに他ならない。その存在さえ疑う者もいる、謎多きソビエトのスパイだ。 伝説的な人物として描かれているものの、ベトナム戦争時を舞台とするキャンペーンの2つ目のミッション「フラクチャー・ジョー」で、プレイヤーはペルセウスとの初めての遭遇を再体験することになる。欺きというテーマはこの過去の戦争と現在の任務に深く関わっており、このフラッシュバックを通じて、チームはペルセウスの追跡に必要な手がかりを明らかにしていく。 「チームは過去を再体験して真実と嘘の境界線を明確にしていくことになるので、ストーリー上ではこの2つのピースがピッタリとハマるはずです」とヴォンドラック氏は語ります。「ヘリの操縦からジャングルや畑の間をくぐり抜けて地上で戦う兵士になりきるなど、大戦の雰囲気をこれらのステージで表現できたのは素晴らしい体験でした。」 Black Opsではお馴染みのスタイルで、このキャンペーンには「フラクチャー・ジョー」のような全体のストーリーに別の背景情報を加える複数のフラッシュバックが登場する。このような追憶を通じて、このCIAチームと、当然ながらプレイヤー本人は、ペルセウスの真実を明らかにするために必要な情報を手に入れていく。 「個人的に一番好きなステージが、後半のベトナムでのミッションの一つです。」とヴォンドラック氏は言う。「プレイヤーにより高い自由度と操作性を与えることを追求したからです。これまで作り出した中で最も個性的なミッションであると言えるでしょう。」 ■キャンペーンミッション: “決死の手段” 「窮地に追い詰められた時は決死の手段が必要。このミッションはそれを表現しています。」とヴォンドラック氏が説明する。「ペルセウス追跡の手がかりをいくつか手に入れたあと、チームは想像もできないような状況に立たされます。彼らはソビエト連邦の心臓部である鉄のカーテンの向こう側へ行き、KGBの本部に潜入しなければなりません。」 最初の2つのミッションとは流れが異なる「決死の手段」では、CIA工作員たちがペルセウスの情報を集める最後の切り札として秘密のスパイ技術を駆使することになる。民間人が使用する道具を改造したものや試作型のマシンを含む1980年代の最新技術を使用して、プレイヤーはKGB本部でCIAに報告を行うソビエトの二重スパイとして活動する。 これによりKGBの壮大な世界を垣間見ることが可能となり、「仲間の工作員」たちから情報を「取得」する機会が与えられます。ですが、少しでもおかしな行動や会話をすれば潜伏していることが完全にバレてしまい、ミッション遂行を脅かして生き延びるための激戦となりえる可能性がある。 「このステージではプレイヤーに違う体験をしてもらいたくて、目標完了に向けてもっと自由度と操作性が高い環境を与えたいと考えました。」とヴォンドラック氏が話す。「目標完了のために複数のルートが与えられ、かの有名なルビャンカ・ビルの廊下を歩きながら周りに溶け込むことになります。 プレイヤーは自由に様々な人と話したり建物を探索することが可能で、最終的にミッションはアクション満載のクライマックスを迎えます。」