「eスポーツ」のプロチーム「野良連合」

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静まりかえった真夜中の住宅街。東京都町田市の8LDKの一軒家で、10~20代の男性5人がパソコンのモニターを見つめていた。互いに声をかけ合いながら、右手でマウスを素早く動かし、左手でキーボードをたたく。5人が熱中するのは、チームで自陣を守りながら、敵陣を攻める対戦型ゲームだ。彼らはコンピューターゲームを競技とする「eスポーツ」のプロチーム「野良連合」の選手たち。共同生活する「ゲーミングハウス」で日々、腕を磨く。午後9時から国内外のチームと練習を始め、プレーを検証し、反省会を行う。就寝するのは午前4時ごろになる。
 「野良連合」には約40人が所属し、ブラジルやフィリピン国籍の選手も在籍する。トップクラスの10人には月給を支給し、住居費の提供を受ける選手もいる。パソコンや不動産、保険の企業など11社とスポンサー契約を結び、ユニホームなどのグッズ販売にも力を入れる。

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